「メタルマックス」は本当にヒットするか!?

前人気は急上昇。「期待の新作TOP20」
(『ファミコン通信』)で4位!ランキング表解説►桝田省治

『ファミコン通信』9月14日号の「期待の新作」コーナーに「メタルマックス」が14位で初登場、9月28日号では4位に急上昇しました。開発スタッフとしてはようやく胸をなで下ろしたというところです。というのもこのランキング表は、問屋の皆様が発注の際に参考にされていると聞いたからです。

そこでこのランキング表をこんなふうに読んで欲しいというポイントを、メーカー側の一方的な意見だと叱咤されることを覚悟の上であえてこ説明させていただきます。

まず、この表の一番の特徴は、

ゲームの人気がシリーズものと移植ものに偏っています。

つまり、ベスト20のなかで、シリーズもの、移植ものはなんと90%。ほとんどが既にあるゲームやその続編なのです。その中で「メタルマックス」は完全に新作オリジナルと呼べる数少ないタイトルのひとつです。

ではなぜこのような偏ったランキング表になったのでしょうか。その原因はソフトが高額になるにつれ、ユーザーがハズレゲームをつかまされるのを極端に恐れているからなのです。比較的ゲームの内容と質が予想でき、安心感のあるシリーズものや移植ものに関心が集まる傾向があります。

しかし、ユーザーは安定したタイトルだけで本当に満足しているのでしょうか。

答は、否です。賢明な問屋の皆様は既にお気付きのことと思いますが、昨今のゲーム市場は一見安定しているように見えますが、少しづつ成長の勢いが衰えているのです。ユーザーはしだいに類似ゲームに飽き始めています。ユーザーが真に求めているのは完成度という安心感と新しい刺激だということを「MM通信」へのハガキを見るにつけ、教えられました。「メタルマックス」ではこの手ごたえは十分整っています。

安心感と刺激の2つがそろった「メタルマックス」は必ずヒットする!

このことは、コアターゲットの中高生には「MM通信」を通じて十分認、矢口されました。その結果が、今回4位という数字で出てきたのです。機は熟した、と宣言します。「メタルマックス」ヒットの土壤はできました。大丈夫です。「メタルマックス」はヒットします。安心してご発注ください。「メタルマックス」はユーザーはもちろん、問屋の皆様の期待を裏切らないと約束できる内容のゲームです。

テレビCFにも大きな反響。

ご覧になったかたも多いと思いますが、「メタルマックス」のCFを8〜9月にかけて全国規模で放映いたしました。中高生というターゲットに合わせて、深夜枠を重点的に押さえた戦略です。「竜退治はもうあきた」と言い切ったこのCFは今までのRPGとは全く違うというコンセプトを明解に打ち出しました。その結果、熱烈なドラクエファンからは抗議のハガキもきましたが、それを上回る応援のお便りが来たのもまた事実です。このCFは発売直前に再度全国規模で流し、いっそうの認知度アップを図ります。最後にもう一度繰り返して申し上げます。機は、熟した。ヒッ卜の土壤は十分にできました。MMをよろしく!

流通に向けて「MMタイムス」を月2回発行。

流通関係の皆様にいち早く最新情報をお届けする「MMタイムス」(B4判、月2回発行)を8月からスタート。ご好評をいただいています。

ユーザー向けのDMも送付を計画中。

「メタルマックス」の発売期に合わせて、ユーザー向けの定期DMの送付も計画しています。細かなところまでサポートした宣伝計画で、ターゲットを確実に増やしていきます。

雑誌、新聞等の多メディアで広告展開

★10月以降はファミコン各誌(『ファミコン通信』、『ファミリーコンピュータマガジン』『マル勝ファミコン』『ファミコン必勝本』)で雑誌広告をスタートします。広告の内容はこの小冊子の表紙と同じ、パワーあふれる広告です。

★全国の新聞•雑誌等で認知度を高めるためのキャンペーンを展開します。

★ラジオ番組「超学生ハビタ」(文化放送・KBC九州朝日放送)で「MMコーナー」を開設。毎週I回「メタルマックス」の情報をりスナーにお届けします。

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