「メタルマックス」は本当におもしろいか!?
メタルマックス誌上初体験
モニターに選ばれた幸運な(?)読者 山崎君(高3)
ミヤ王、キム皇のゲーム指南付き
まずはマイホームタウン
からスタート
SWITCH ON
山:おお、いきなり!
何んだ、これ。主人公がいきなりオヤジに殴られましたね。ファミ通のMM通信で読んだ通り、僕は不良になっちまったんですね。一度やってみたかったんですよ、不良。
僕、根がマジメだから。(笑)で、戦車、どこにあるんですか、戦車。ねぇ、キム皇さーん。(キョロキョロ)
キ:オイオイ。すぐに人に頼らないでよ。戦車を手に入れるのもゲームのうちだから、探さなきゃだめだよ。
山:では、まず建物の中を歩いてみましょう。おっ、お茶を飲んでる人がいる。カウンターはショップでしょうか。ちょっと話しかけてみます。「何か買いますか?」もちろん買いますよん。えーっと、砲弾と、装甲にしておこう。あれっ。「戦車がなきゃ、補給もへったくれもないでしょ」。なんだ、こりゃ。そうか!戦車がないと買えないんだ。
早く、戦車ほしいー。
おや、ウワサのルーレット付き自動販売機もありますね。
ミ:ここで回復カプセルを買っておいたほうがいいね。
山:ハイ。僕は実生活でも自動販売機では当たったことがないんですけど……。
おおっ、当たった!スゴイじゃん。
キ:あっそうそう!これ、開発バージョンだから、全部当たるようにしてあるんだった。
山:ガックリ。ひととおり情報を集めたら、酒場に行ってみたいな。(ミ:何でいきなり酒場なんだよ?)
酒場へ向かう
山:酒場は人が多いですね。
バーテンさん、お願いしまーす。エッ、ヘビメタカクテル?バリバリソーダ?何ですか、コレ?メチャクチャ強そうなアルコール類ばっかりですね。ぼ、僕、未成年なんだけど、お酒飲んでもいいですかあ?
ミ:いいよ。この世界は法律は無いんだから。
山:カッコイー。ところでこのバーテンさん、お酒をすすめるのがうまいですね。あっというまにお金が減っちゃいましたよ。不良気分はサイコーにグッドですね。これがゲーム本来の楽しみってやつですか。
ミ:飲んでばっかりだな、こいつ。あーあ、所持金の半分も飲んじゃったぜつ。
山:ふむふむ、大体戦車のある場所がわかったぞ。それにしても、ひとくせありそうな人ばかりですね。口は悪いし。ファンタジーとは違いますね。うーん、新しいなぁ。F系はやたら親切な人だらけだったなぁ。
キ:あとポスターを見ておこうね。これから出てきそうなモンスターもチェックできるからね。
山:ハイハイ。倒したいモンスターを探すっていうのも積極的でいいスね。それでですね、気がついたんですけど、音楽も今までのRPGとは違いますね。
こういうの僕、待ってたんですよー、ハハハ。
ミ・キ:……。
モンスターとの激しいバトル
山:町を出て戦うぞっ。やっぱ、外は空気がうまいや。さあ、来い、モンスター。(ミ:ムチャしてるぜつ)おおっとお、モンスターも変わってますね。キャノンホッパー、スポイトキウイ?何じゃ、これ?アメーバ?サイバーなのばっかり出てきますね。パチンコひとつで戦うのって大変だなぁ。早く戦車、出てこーい。おーい。
あった、あった。これが洞窟か。不気味な感じですね。おっモンスターがどっと増えたぞ。ありゃりや、回復カプセルもなくなっちゃったなぁ。あ、し、いま画面の右下に戦車が見えた!コラ、このモンスター、ジャマだっての。あー、死んじゃったよ。(ミ:うるさいヤツだな。だれだ?こんな奴呼んだのは。)
ドクターミンチの研究所
山:何だ、コレ。
けっこーあぶなそうな所ですね。
キ:フフフ……。ドクターミンチの出番だね。
ミ:死体をよみがえらせる科学者だぜっ。
山:研究所の中は、ホルマリン漬けの死体がいっぱいだあ。「生きのいい死体だと、よみがえりやすい」って?凄いこと言いますね、このおっさん。なんだか退廃的な未来ですね。こんな世界は今までのRPGにはまったくありませんでしたね。危ないやつでもちゃんと町で生活しているところがすごいですよ。
戦車を手に入れる。
山:いや一、無事に戦車に乗れてよかった、よかった。あの犬にはてこずりましたね。それにしても戦車に乗ると強い、強い。攻撃されてもダメージはゼロ。今までの苦労が水のアワ、いや違った、ウソみたい。ホントにこんなバランスでゲームやっちゃっていいんですかあ?甘過ぎるんじゃないですかぁ?
ユーザーにバカにされますよ。
(とモンスターを退治しまくる山崎読者代表)
山:あれれ?弾が出ない。バグか、これ。バグだ、バグっちゃいましたよー。主砲がいかれちゃいましたよぁ。(ミ:もっとましな読者いなかったのかよ、ったく。)
キ:画面をよく見ろよ(本当にMM通信読んでたのか?)。
タマの残量がゼロって出てるでしょ。
山:そうでした。じゃ、副砲を……。あれ「装備されてません」。また、バグかぁ?いや、わかったぞ。まだ副砲が付いてないんだ。(ミ:メッセージ、画面にでてるよ)このへんの武器の使い方、キチッと解説しとかないと、バカなプレーヤーはカン違いしますよ、ホント。僕の意見、参考になるでしょ。
キ:そ、そうだね。参考にしとくよ。(ミ:バカはおまえのことだ)
山:スタートボタンを押すだけで戦車のパラメータが出てくるって、
快感に近いですね。
これは便利だなぁ。ここは、よくできてますね。いゃぁ、感心、感心。ゴールドも貯まったことだし、ちょっと装備でも固めようかなっと。
(町へ移動する)
えーっと、まずは装甲と主砲のタマはマンタン補給しとこう。あっ、副砲とSEもください。これで無敵だぜっ!(二人に向かってVマーク)あれれ、何だ、これ?戦車が動きませんよー。こんどこそ、バグだあー!!バグっちゃったよー。
ミ:重量オーバー!!メッセージが出てるだろう!ちゃんと画面を見ろよナッ!
山:あっ、そんなこともありましたね。じゃ、装甲ははがしとこう。じゃ、いってきまーす。
(それから5分後、山崎の装甲のない戦車は完全に破壊された。)
(4時間後)
山:おゃ、海岸に工場みたいなのがありますよ。(ミ:知ってるよ)おっと、人がいる。なになに、「僕はメカニック?」いいね、仲間にしてあげよう。こいつがいれば故障したとき楽だなぁ。工場の中はけっこう広いです。これ、ベルトコンベヤーみたいですね。いかにも未来って感じで、かっこいいですね。これ、コンベヤーに乗って遊べますよ。ほらほら、いいでしょ。(ミ:知ってるってーの)いいなあ、これ。
(そして8時間後)
地下鉄の中も立派なダンジョンになるんですね。線路が半分土に埋まってるや。なんだか、恐そーなとこだなぁ。
山崎読者代表は、興奮ぎみに、感想を語った。
山:うん、今までのRPGと明らかに違いますね。それでいて完成度が高い!戦闘も大きな手ごたえがあるし、細かなところまでチェックすればするほど戦車が活きてくる。ま、僕みたいなドラクエ卒業者というか、
RPG上級者向けですね。
キ:ドラクエより、高校をちゃんと卒業するのが先だぞって。
ミ:今日のテストプレイの成果は、小学生でも遊べるのがわかったことだぜっ。
キ:なにしろこいつでさえ遊べたからね。
山:なにを二人でブツブツいってるんですかぁ?このダンジョン、どんなモンスターがいるんですか。
キ:ハイ、ここまで!ゲームはおしまい。
SWITCH OFF!(画面消える)
山:エー、そんなぁ。まだちょっとしかやってないのにー。そんな、そんなぁ。まだセーブもしてないのに……。僕は読者代表ですよ、僕には知る権利も続ける権利もある!僕がやりたいってことは、読者のみんなもやりたいってことだから、えーつ、とにかくやらしてくださいよー。(暴れる山崎)
ミ:あとは買って遊びな。
キ:フフフ……。これで確実に一本は売れるね、ミヤ王。