わずかな痛みは
彼方へと流れていった
目を逸らさないで
僕らは見送った
夜は全部終えて 去っていった
遠い昨日へ 昨日へ消えた
夜明けの一番冷たい風
夜明けの一番冷たい世界
夜明けの一番輝く瞬間(とき)
僕らは傷ついていたけれど
何もなくしてなかった
なくしてなかった
塵は塵になり 灰は灰へ返るように
高く昇る月に
僕ら抱かれた
夜は何を奪い
去っていった
遠いどこへ どこへ消えた
夜明けの一番冷たい歌
夜明けの一番冷たい大地
夜明けの一番輝く瞬間
僕らは 傷ついていたけれど
何もなくしてなかった
なくしてなかった
夜明けが見知らめ街角にも
夜明けを待ってる誰かの元にも
夜明けを告げる鐘を鳴らすの
僕らは傷ついていたけれど
何もなくしてなかった
なくしてなんかないんだ
わずかな君への
思いは永遠に留めた
目を逸らさないで
僕らは見つめあった
見つめあった